雨予報でも慌てない、ラウンド準備のポイント
雨具、グリップ管理、ショットの組み立て、中断やキャンセルの確認まで、雨の日を安全に回る方法を解説します。
雨の日のゴルフは、晴れの日と同じスイングを無理に再現するより、「体温を保つ」「グリップを乾かす」「滑る場所で無理をしない」の三つを優先すると安定します。装備と判断の準備ができていれば、小雨のラウンドはコースの違う表情を楽しむ機会にもなります。
前夜は降水量・風・気温を分けて見る
降水確率だけでは、プレーへの影響は判断できません。時間帯別の降水量、風速、気温、雷の可能性を確認します。弱い雨でも低温と風が重なると体感温度が下がり、強い雨が短時間に降れば排水や視界に影響します。コース所在地は市街地より標高が高い場合があるため、現地の予報を見ます。
レインウェアはスイングできるサイズで
上下分かれたゴルフ用レインウェアは、肩・肘・膝が動きやすく、途中で上だけ脱ぐこともできます。パンツはシューズを履いたまま着られる裾仕様が便利です。帽子、替えのグローブ、厚手と薄手のタオル、防水袋、替えの靴下も用意します。
乾いたグリップを一か所に確保する
傘の内側やカートの濡れにくい場所に乾いたタオルを置き、ショット直前までクラブを守ります。濡れたタオルと乾いたタオルを混ぜないことが重要です。グローブは数枚を交互に使い、外した物は防水袋へ入れず、可能なら風が通る場所で乾かします。
雨の日は大振りをしない
レインウェアと濡れた地面では体の回転が小さくなり、足元も滑りやすくなります。飛距離を取り戻そうとして強振せず、一番手大きいクラブを短く持ち、バランスよく振ります。球はランが減るため、キャリーで越える必要がある池やバンカーには余裕を持ちます。深いラフや急斜面では無理な姿勢を避け、救済や安全な脱出を選びます。
カート・階段・橋ではプレー以上に慎重に
濡れたカート道、木製の橋、枕木、マンホール、斜面は特に滑ります。自走式カートは急操作を避け、ゴルフ場の走行ルールを厳守します。傘を差したままクラブを振ったり、雷が近い状況でプレーを続けたりしてはいけません。
中断・クローズ・キャンセルを混同しない
雨が降っていても営業するコースは多く、個人の判断による取りやめには通常のキャンセル規定が適用される場合があります。一方、雷、強風、冠水などでゴルフ場が中断やクローズを決めることもあります。出発前は予約先とゴルフ場の連絡を確認し、現地ではサイレン、カート表示、スタッフの指示に従います。
プロは雨の日ほど、スコアより安全と手順を優先します。グリップが滑る、手がかじかむ、視界が悪いと感じたら無理をしないでください。雷の兆候があるときはクラブから離れ、ゴルフ場が指定する安全な場所へ速やかに避難します。