マナー・安全

グリーン・バンカー・ティーイングエリアの基本マナー

ピッチマーク、ディボット、バンカーならしなど、次の組へ良い状態を渡すコースケアを具体的に解説します。

ゴルフコースを丁寧に整えるゴルファーのイラスト

コースは多くの組が同じ一日を共有する場所です。自分が作った傷や足跡を整えることは、形式的なマナーではなく、後続組の公平さとコースの健全な芝を守る行動です。正しい直し方を知れば、数十秒で済みます。

ピッチマークは外側から中央へ寄せる

グリーンへ落ちた球が作るくぼみは、グリーンフォークを跡の周囲へ斜めに差し、外側の芝を中央へやさしく寄せます。底から持ち上げるようにこじると根を切り、芝の回復を遅らせます。数方向から寄せた後、パターの底で平らに整えます。自分の跡が見つからなければ、近くの一つを直す気持ちがコースを良くします。

グリーン上ではラインとカップ周りを守る

他の人のパッティングラインを踏まないよう歩き、カップの縁をシューズやパターで傷つけません。旗竿の扱いは同伴者と確認し、倒す場合はグリーン外またはプレーを妨げない場所へ静かに置きます。バッグやクラブをグリーン面へ置かず、次のホール側へまとめます。

バンカーは低い側から入り、同じ側へ出る

高い土手から出入りすると、砂面や芝の縁を崩し、転倒の危険もあります。ボールに近い低い側から入り、ショット後は足跡、構えた跡、打った跡をレーキで均します。砂を一方向へ押し出しすぎず、周囲となじむ高さに整え、入った経路を戻ります。

レーキの置き場所はローカル運用に従う

バンカー内へ置くか外へ置くか、置く方向は施設で異なります。既存の置き方とゴルフ場の案内に従い、後続のボールや管理作業を妨げにくい位置へ戻します。レーキを持ったままカートへ戻らないよう注意します。

フェアウェイのディボットを処置する

ショットで芝の塊が取れた場合、芝を戻す方式と、目土を入れる方式があります。芝種や管理方針で異なるため、カートに目土袋があれば使い方を確認します。目土は盛りすぎず周囲と同じ高さにならし、芝を戻す場合は向きを合わせて踏み固めます。

ティーイングエリアでも傷を増やさない

素振りで芝を何度も削らず、指定されたティーマーカーの範囲内から打ちます。折れたティーは回収箱があれば入れ、散らかしたままにしません。ショートホールの目土運用も施設の案内に従います。

コース保護と進行を両立する

自分がパットを終えたら、他の人のプレーを妨げない範囲でピッチマークを直す準備をします。バンカーではレーキを入る側へ先に置き、グリーン周りのクラブは次のティー側へ置きます。段取りを先にすると、丁寧に整えても遅れません。

初心者へは「傷つけないで」だけでなく、フォークの差し方やレーキの入り口を実演すると身につきます。芝や砂の処置はコースごとに違うため、迷ったら同伴者やスタッフへ確認してください。