マナー・安全

雷・体調不良・事故時に迷わない中断と連絡の判断

雷、急な体調不良、転倒や打球事故が起きたとき、プレーを止めて安全確保と連絡を行う順序を解説します。

ゴルフコースを丁寧に整えるゴルファーのイラスト

ゴルフ場は広く、クラブハウスから離れた場所で天候や体調が急変することがあります。緊急時に大切なのは、ホールアウトやスコアではなく、早くプレーを止め、安全な場所へ移り、正確な位置と状況をスタッフへ伝えることです。

雷は見えてからではなく兆候で動く

雷注意の予報、遠い雷鳴、空の急な暗さ、ゴルフ場の警報やカート表示を確認します。施設が中断を指示したら、ボール位置やクラブ回収に時間を使わず、指定された避難場所へ移動します。自分の場所が晴れていても、雷は離れた雨雲から届く可能性があります。

避ける場所と物を知る

単独で立つ高い木の下、開けた高所、水辺、金属フェンス付近に留まりません。クラブを握ったまま移動せず、カートが常に安全な避難場所になるとは考えません。頑丈な建物やゴルフ場指定の避雷施設へ、スタッフの案内に従って速やかに移動します。

体調不良は本人の我慢だけで判断しない

めまい、胸の痛み、呼吸の苦しさ、強い頭痛、反応の鈍さ、ふらつきなどがあればプレーを止めます。同伴者は日陰や安全な場所を確保し、ゴルフ場スタッフへ連絡します。意識がない、呼吸がおかしい、症状が急激で強いなど緊急性が高い場合は、現地の指示に従い救急要請を行います。

転倒・打球事故では二次事故を防ぐ

まず後続のショットやカートを止め、周囲の安全を確保します。重大なけがが疑われる人を不用意に動かさず、応急手当は自分が訓練を受けた範囲と通信指令の案内に従います。場所を伝える際は、コース名、OUT・IN、ホール番号、ティー・フェアウェイ・グリーンのどこか、カート番号を使うと伝わりやすくなります。

連絡手段をスタート前に確認する

  • カートの通話・緊急連絡ボタン
  • スコアカードや案内板のマスター室番号
  • コース内の避難小屋と売店の位置
  • AEDの設置場所とスタッフへの連絡方法
  • 同伴者の氏名、持病や緊急連絡で共有すべき事項

スマートフォンの電波が弱いコースもあります。カート設備やコース内電話を含め、複数の連絡方法を把握します。

中断後の再開はゴルフ場が判断する

雷鳴が止んだ、雨が弱まったという個人の判断だけでコースへ戻りません。警報解除、コース点検、スタッフの再開案内を待ちます。体調不良や事故後は、再開可能と言われても本人の状態を優先し、途中終了を選びます。

事後の記録と連絡

事故や救護があった場合は、時刻、場所、状況、対応をスタッフへ伝え、施設の手続きに協力します。写真撮影やSNS投稿より、負傷者のプライバシーと救護を優先します。保険や予約窓口への連絡が必要な場合は、落ち着いてから記録に基づいて行います。

緊急時の上級者らしさは、プレーを続ける強さではなく、早く止める判断です。この記事は個別の医療判断に代わるものではありません。現場ではゴルフ場、救急機関、医療専門家の指示を最優先してください。